【高専 専攻科】メリット・デメリットを紹介!大卒と比較!

専攻科についてぶっちゃけます。

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前回は、[高専・進学編]https://kosennoshun.com/kosen-shingaku1で編入について紹介しました。

今回は、進学先の2パターン目である専攻科について紹介いたします。

元プロ銀だかーの最終学歴、専攻科

人気急上昇中、YouTuber「かっつー」さんで話題の高専

彼の母校は、もちろん高専。

YouTube内で、高専を中退したとお話がありましたが、

最終学歴は高専です。

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訳がわからないと思いますが、高専の5年生(本科)を卒業した後、高専の専攻科に進学したのです。

高専には、本科(5年間)と専攻科(2年間)があり、本科を卒業すると志望者は専攻科に進学することができます。

かっつーさんは、専攻科を中退しただけですので、皆さんが認識している高専卒という称号は持っています。

世間的にはマイナーな専攻科。

どんな特徴があり、大学編入とどのように違うのか、情報を整理します。

(〜高専入学を検討している方へ〜)

私は、参考書この一冊のみで合格を果たしました。何周もするだけで合格可能ですので、ぜひ一度中身をご覧になってください。

高専入学に必須の過去問!

[高専・専攻科とは?]

簡単に申し上げますと、高専の2年延長版です。

大学から大学院に進学するように、高専から高専の専攻科に進学します。

同じ高専内の専攻科に進学することが一般的ですが、他高専の専攻科への進学も可能です。

[専攻科では何をするの]

  • 高専本科で学んだ分野の応用
  • 研究の継続または研究室、研究の変更
  • 長期インターンシップ
  • 留学(海外との交流が活発になる)
  • 資格取得
  • 大学院進学の勉強

高専本科で学んだ分野の応用

専攻科では、高専の本科で学んだ分野をより専門的に学習します。同じ高専の類ということもあって、本科時代の科目に関連性があります。カリキュラムが一般科目より専門科目が圧倒的に多く、研究の時間もたくさん確保できます。

研究の継続または研究室、研究の変更

本科時代の研究室にそのまま所属することができ、慣れ親しんだ環境で研究をすることができます。研究室や研究を変更している人もいます。専攻科は、授業よりも研究に割く時間の方が多いです。

長期インターンシップ

本科では経験することのできない、長期インターンシップの機会もあります。インターン先の企業にそのまま就職する人も多数。

留学

また、海外との交流が活発になります。海外から高専へ留学してきたり、反対に高専から海外へ留学する機会があります。(強制ではありません。)

留学目当てで専攻科へ進学する人も多くいます。留学の支援は手厚いです!

資格取得

例えば建築学科ですと、専攻科に通っている間でも建築士などを受験することが可能です。資格取得に対しては、学校側も推奨しているため、教授のサポートが心強いです。

多くの人が資格取得の学習をしているため、一致団結して挑むことができます!

大学院進学の勉強

専攻科から就職する人もいれば大学院へ進学する人もいます。比率は半々か、就職の人が多いくらいですね。大学よりも時間にゆとりがあるため大学院を見据えてる人は専攻科がおすすめです。大学院への合格率は高いです!

[専攻科の進路は?]

  • 就職
  • 大学院へ進学

この2パターンです。

就職

専攻科卒として就職する場合、大学卒と同じ枠で採用されます。ですので、給与は大学卒と同じ企業がほとんど!同期とは同年齢ですので気が楽ですね。

長期インターンシップ先の企業は高確率で採用されます!専攻科の就活はインターンが鍵となります。

大学院へ進学

また、もっと専門的に学習したい方は大学院へ進学します。専攻科は、大学と比べて時間に余裕があるため、大学院への合格率は比較的高いです!

専攻科と大学院の繋がりは強く、研究室単位で交流していたり、大学院の説明会を開いてくださったりします!仙台高専ですと東北大学へ進学する人が多いです。

[高専→専攻科の入試]

  • 推薦入試
  • 一般入試

一般的な入試はこの2つです。他の入試もありますが、高専から専攻科へは上記のみです。

推薦入試

本科時代に成績が優秀な方が受けることができます。とは言っても、学科の順位が20位以内なら高確率で受かります。

面接や本科時代の成績で合否が決まるケースがほとんどです。専攻科でやりたいことが明確であれば楽に受けることができます。合否判定は本当にゆるいです笑笑

本科時代に少し頑張るだけで、これといった対策はないです。

一般入試

TOEIC(事前にスコアを提出)や専門科目、数学、物理、化学などで合否判定されます。

TOEICはそこまで重視されません。400点あれば余裕くらいです。

試験の難易度は中の上くらいですが、勉強する人が少ないのでボーダーはとても低いです。7割点数を取ればほぼ合格です。

過去問を最低でも2週間頑張れば安心です。

[どんな人が専攻科へ?]

  • 大学院へ進学したい人
  • 学歴を高めたい人(大学卒と同じ給与が欲しい)
  • 資格取得や自分の時間が欲しい
  • 留学したい
  • 長期インターンシップの機会が欲しい
  • 就職先が高専卒で無理な場合
  • 将来を考える時間が欲しい
  • もっと高専にいたい
  • もっと学生でいたい(もっと遊びたい)

大学院進学」、「学歴」、「時間(学生でいたいを含む)が欲しい」がほとんどを占めます。

[大学卒VS専攻科卒]

  • 就職先
  • 給与
  • 社会的評価
  • 専門性

この4項目で比較します。

就職先

大学卒の勝ちです。

専攻科卒は大学卒と似た扱いですが、大学卒として受け入れない企業もあります。ですので、専攻科卒でも志望することができないケースもあるのです。

専攻科卒を採用するくらいなら、それよりも給与が低くコスパの良い高専卒(本科卒)を採用しようという考えをお持ちの企業も。

給与

引き分けです。

採用された以上、大学卒と同等の給与をいただくことができます。(例外あり)

おいしいですね笑笑

社会的評価

大学卒の勝ちです。

専攻科の学歴はFランより高いですが、ランクの高い国公立大学には敵いません。

また、専攻科はマイナーであるため、学歴を伝える際に苦労します。

専門性

引き分けです。

大学は3・4年生で、専門性がグンと伸びるのに対し、専攻科は緩やかに伸びます。本科時代の蓄積を足して、大学と肩を並べるくらいです。

ただ、専攻科は資格面ではアドバンテージを得ています。

[メリット・デメリット]

メリット

  • 学費が安い
  • 進学の難易度が低い
  • 環境が同じ
  • 時間がある
  • 大学院へ進学しやすい
  • 大学卒とギリギリ肩を並べる
  • 留学しやすい

デメリット

  • 世間からは大学卒として見られない
  • 就職できる企業の幅はあまり広がらない
  • 刺激がない
  • だらだらしやすい
  • 教授が変わらない
  • 将来の可能性は大学に劣る

[専攻科へ進学すべきか]

結論、

大学院へ進学したい、

資格取得をしたい人だけ

専攻科へ進学してください。

専攻科から就職するのは非常にもったいないです。高専卒は元々就職できる企業が幅広く、専攻科卒でやっと就職できるところは少ないのです。

その反面、大学院進学、資格取得は専攻科の最大の強みだと思っています。

私の場合、この2つとも当てはまらず、環境を変えて将来の可能性を広げたいため、大学編入に挑戦しました。

もっと遊びたい人、将来を考える時間が欲しい人。あなたたちこそ大学へ編入するべきです。明確な理由がない限り、専攻科はおすすめしません。

大学編入・専攻科進学・就職のいずれにせよ英語・TOEICは必要です。英語とTOEICだけは裏切りません。必須の参考書3点のリンクを貼っておきます。↓↓↓

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まとめ

最後に、専攻科は、おすすめできる人がかなり限られているということを伝えたいです。

さあ、専攻科の謎が解けましたか?

このまま高専にいていいのか悩んでいる方、大学の方が断然、軌道修正ができますよ。

ただ、専攻科は時間に余裕がありますので、どう過ごすかによって、大学卒を凌駕することも可能です!

進学先で全てが決まるわけではなく、結局は学校での過ごし方なのです。

最後まで、ご覧いただきありがとうございます。専攻科についてなんとなくわかっていただき、なんとなくすげえって思っていただけたら幸いです。

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